猿渡瞳さんという人をご存じでしょうか?
今日は菊池にある病院の、
脳外科の先生の講演を聴きに行ってきました。
その講演でこの人を知りました。
彼女は福岡県大牟田の中学生。
残念ながら骨肉腫という病気で、
昨年9月に亡くなりました。
瞳さんは平成16年7月2日の青少年健全育成弁論大会で、
「命を見つめて」という題の作文を発表しました。
(全文は広報おおむたのこのページで読むことが出来ます)
この中で、「今、生きている」普通の生活がいかに幸せなことか、
様々な社会問題に対して見て見ぬふりをすることが人間をダメにすると言っています。
また彼女は、世界の平和に対しても強いメッセージを送っています。
唯一の被爆国である日本が先頭に立って平和を訴えることが、
今求められていることなのではないでしょうか。
どんなに健康でも、どんなに若くても、
心が病んでいるなら人生を無駄にしてしまう。
特に若い人たちに多く見受けられます。
もちろん大人にもいますね。
今健康で生きていることは奇跡に近い。
一日一日を大切に生きていかなければ、
自分の存在意義がなくなってしまいます。
この作文は、学校の道徳の教科書として採用されたそうです。
今後、出版される教科書で目にするでしょう。
また、多国語に翻訳され世界に広まりつつあるとのこと。
いまの様々な問題の根源は教育にあると思います。
未来を作るのは子供たちですから。
この作品がみなさんに広まることで、
世界平和に一歩前進することを願ってやみません。