遠い記憶

|

すんごいプライベートなことです。
心臓の悪い方は見ないでください~。
な~んてね。
あんまりおもしろい話ではないので…。

私の父は全く仕事をしない人。
体が悪いと言い張って仕事に行かなかった。
結局、一度も仕事をしたことがありません。
母の話によると、結婚したとたんに働かなかったそう。
それまでは結構いい給料貰っていたらしい。

そんなんで、仕事をしていたのは母。
いつも母が夕方から仕事へ…。(いわゆるお水というやつ)
帰ってくるのは…何時くらいだったのだろう。
夜12時をとうに越えていたのは間違いない。
朝やお昼は寝ていましたね。
それは、小学校の低学年くらいまで続きました。

一番古い記憶では、(まだ言葉が出ない小さいときのこと)
母の仕事場(確か上海というお店)の、
従業員がいる部屋か何かの記憶。
このころは私を仕事場に連れてきていたようです。
その日は寝かされていて、起きてみると周りが暗かった。
暗いからと言って泣くことはなかったのですが、
その日はあいつがいたんです!
あいつは、私の方をじっと見つめます。
目がとても気味の悪い、黄色いやつです。

私は怖くて怖くて、泣き叫びました。
しばらくすると、
母の同僚と思われる女の人が私を見に来てくれました。
私は訴えました。
あいつを、あいつをどうにかしてくれ!
なんでわかってくれへんの…。
ただ泣くばかりの私に、
きっと同僚の人は困惑したに違いありません。
おそらく、私はなかなか泣きやまなかったでしょう。

という遠い思い出。
さて、この「あいつ」とは…。
博多のにわかせんべいのお面です。
いま見ても気持ち悪い。
まだ言葉を発する前でも、
これだけの感情と記憶が残っているんですよ。

実は一ヶ月以上前に書いたことで、
公開するかどうか迷ったんですが、
たまにはこういう話も良いでしょう。

Profile

タロー:

創価大学通信教育部法学部法律学科に在籍。二級建築士(2005年合格)、初級シスアド。電気製品、タイ料理、映画が好き。かつて新人類と呼ばれた世代。「若者を打ち負かしてやる!」との意気込みで日々勉強に励む。私へのメールはこちら