時間短縮テクニック1

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時間が思うように縮まらない。
これを打破するため、
自分なりに工夫を考えようと思います。
その一つとして屋根高さ計算の簡素化を考えました。

屋根は軒桁にのっているので、
軒高、屋根勾配と棟木(屋根中心)までの距離で算出します。
しかし、屋根勾配と長さをかけ算したりするのは面倒。
最初から100分の一の数値とピッチ(910mm)での計算式にまとめました。
1階屋根がのるのは胴差と同じ高さなので、
矩計図から高さを出します。

私の学校の場合、
軒高:6,400
胴差高:3,500(6,400-2,900)
屋根勾配:4/10
軒先の出:600(柱中心から)
これを元に考えると、

軒先の高さ:64-1.5mm(1.5は軒高から軒先の高低差)
屋根の高さ:64+3.7P+2.5mm(つまり建物の高さ)(2.5=1.5+屋根厚と棟(屋根頂点の部分)併せて約110mmとして1.0mm)
軒先の下の部分(破風板?)は2mm程度でいいでしょう。
Pはピッチで、2グリッドにあたります。
1階屋根は上の数字から29mm引けばいいわけです。

たとえば軒間が9Pなら、
62.5mmの高さに補助線を引き、(軒先の高さ)
その線から3.7×4.5+2.5=19.15(19mmでいいでしょう)上に、
補助線を引き、軒先から下2mmのところに補助線を引けば完了というわけ。
あまり正確性にこだわる必要はないので、これで充分なはずです。

Profile

タロー:

創価大学通信教育部法学部法律学科に在籍。二級建築士(2005年合格)、初級シスアド。電気製品、タイ料理、映画が好き。かつて新人類と呼ばれた世代。「若者を打ち負かしてやる!」との意気込みで日々勉強に励む。私へのメールはこちら