全てキミにまかせる、ただし失敗は許されんぞ

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どこかのCMで聞いたセリフですが、
実際、言葉にしなくてもこんなもの。
今年の2月から後輩を育てる立場になりましたが、
失敗すると分かっていて任せることもあります。
(私ってイジワルかな?)

すごく素直でおとなしい後輩。
しかし、心(しん)はしっかりしている彼。
2月から今までとてもめざましい成長を遂げ、
頼もしい人材になりつつあります。

もちろん最初から何でも出来たわけではありません。
彼を鍛えるに当たり気をつけたことは、任せると言うこと。
(ちょっと無理かな?と言う程度の仕事を任せるのがコツ)
任せるというのは押しつけると言うことではありませんよぉ。
ある程度の下準備と作業手順を教えておき、その後は任せると言うことです。
最初は、間違えそうになったら、修正したりしますが、
何回か経験したら放っておくのです。
(分からないことがあったら聞いてと言いますが、
何を聞いて良いか分からなかったりするでしょうね)

最初から完璧に出来る人はほとんどいませんから、きっと失敗するはず。
これが大事なんです。
失敗という経験が必要です。
失敗すると分かっていて任せてるのですから、
その失敗はきちんとフォローします。
怒ってはダメ。
でも、笑ってもダメ。
しょうがないなぁ~、と言いつつフォローします。
自分自身に失敗をカバーできるだけの力量も必要ですが…。

さらに、
何度も同じ失敗をするようなら、そのときは怒ります。
(なぜ怒っているか、理由を説明します)
うまくできたら、しっかり褒めます。
その後は彼次第ということになるでしょう。

あ、もう一つ気をつけていること。
褒めるときは、みんなのいる前で。
しかるときには、1対1で。

失敗するとむやみに怒る。(怒る理由がよく分からない時って…ありません?)
そんな長のいる組織は伸びないと感じます。
そういった人は気の弱い人。(自分も気が弱いですが…)
もし、そんな人が身近にいるなら、
その人を超える力量をコツコツとつけ、
いずれは打ち砕いてやりましょう!

なんでこんな事を書くのかって?
それは、私のまわりにいるからです。

Profile

タロー:

創価大学通信教育部法学部法律学科に在籍。二級建築士(2005年合格)、初級シスアド。電気製品、タイ料理、映画が好き。かつて新人類と呼ばれた世代。「若者を打ち負かしてやる!」との意気込みで日々勉強に励む。私へのメールはこちら